SPREAD

「啓発すること」は、「発信すること」。これから部落差別をはじめ、あらゆる差別の問題について発信していきます。

第47回特別展覧関連イベント

トークセッション&展示解説
「"My Story"s ~部落につながる「私」たちから見える景色~」
パネリスト 
BURAKU HERITAGEのみなさん
○はじめに
 今回の特別展は、部落につながる8人の方々にスポットライトを当てて、開催することになりました。部落に向き合ってきた8人の方々のこれまでの人生を、写真を通して追体験していただくことができます。
 追体験を通して、部落問題がどのようなものかを感じていただけたら幸いです。また、部落問題を「昔のこと」「遠い話」ではなく、「今も存在している問題」「身近なこと」として感じていただけたら嬉しく思います。
 今回登場していただいた8人の方々は、「親からの部落問題についての伝えられ方」、「被差別体験の有無」、「地域との関わり方」、「アイデンティティーの持ち方」などが皆さん異なります。「部落の人」という一言では捉えられない多様性があり、それぞれにとっての"部落問題"が存在しています。特別展会場で8人の思いに向き合うことで、あなたにもこれまで見えなかった新しい景色が見えてくるのではないでしょうか。
○BURAKU HERITAGEとは
 BURAKU HERITAGEは「部落」に関わるさまざまな立場のメンバーが、部落「問題」に限らず、人、文化、仕事など、部落に関係するさまざまな物事の情報発信を目的として活動しています。HERITAGEには遺産・財産という意味があります。
 インターネット上で部落に関して悪意や偏見に満ちた情報が溢れていることに対し、「わたし」という主語で部落について語ることで、そこにひとりひとりの人生があり、日々の生活があるのだということを実感してほしいと、ウェブサイトを開設しインターネット上での発信をするとともに、イベントの開催やメディアへの出演などをしてきました。
○パネリストのことばから
・人権啓発パンフ→新しいもの(文化、セーフ  ティーネット)をどう発信するか?
・雑誌のイメージで作った
・部落の人の枠を広げていきたい。一面的な部落像じゃなく、いろいろな人々がいることを広めていきたい。(部落の中の多様性も知ってほしい。)
・部落(マイノリティ)の人々の声、なかなか聞こえない。見ようとしない、見えない、聞こうとしない。
・色々な人権問題とつながればいいかな。