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「啓発すること」は、「発信すること」。これから部落差別をはじめ、あらゆる差別の問題について発信していきます。

狭山学習会

                    京都行橋地区狭山問題を考える住民の会
 久々に狭山の学習をしてきました。
 2009年から始まった3者協議も現在40回を数えています。狭山弁護団は、万年筆に関する鑑定書を新証拠として、万年筆のインクの違いを証明した2016年提出の下山第一鑑定に加え、蛍光X線分析でインクに含まれる元素を分析した下山第二鑑定を2018年に提出しました。インクの違いを、元素分析の面から明らかにし、発見万年筆がニセモノであることをより鮮明に証明したものです。
 検察は、下山鑑定に対して、反論・反証をするといいながら、「何時のことになるのか全くわからない」状況です。下山鑑定で、寺尾裁判長の「無期懲役」判決の根拠が根本的に崩れ、56年前の埼玉県警・特別捜査本部の冤罪・デッチあげの筋書きもくずれ去っています。
 私たちは、東京高検に対して、いまだに隠し持つ数千点にもおよぶ全証拠を出すことを求め、東京高裁に対しては、証人尋問や鑑定人尋問をし、再審開始決定、無罪判決を出すことを強く求めていきます。