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Liberation newspaper

川崎市が「条例」制定
初めて刑事罰を盛り込み
 神奈川県川崎市は、12月12日、定例市議会本会議で全国で初めて罰金と刑事罰を盛り込んだ「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」を可決した。段階的に施行し、2020年7月に全面施行となる。
 在日コリアンなど「本邦外出身者」に対する市内の公共の場所での差別的発言行動を、3つの具体的な類型を示して禁止し、「川崎市差別防止対策等審査会」を設置。該当する差別的言動をおこなった人に対し、同審査会の意見を聞いたうえで、勧告、命令と順に発せられる。従わない場合公表し、捜査機関に告発。検察が起訴して裁判で有罪になると、50万以下の罰金が課せられる。